コマニーが考えるウェルビーイング
私たちは、従業員一人一人の幸福と事業を通じて社会に貢献するために創業以来半世紀以上にわたり、『人を大切にする経営』を実践してきました。近年、社会全体の価値観が変化し、物の豊かさだけでなく、心の豊かさも含む真の幸福が求められるようになってきています。この価値観の変化に対応し、今まで以上に「幸福」を追求する経営を加速するために新たに「コマニーの幸福観」を明確に定義しました。

私たちにとっての幸福観とは、創業の精神でもある「人道と友愛に生きること」です。
人道とは「成長と貢献によろこびを感じる生き方」です。私たちは間づくりを通じて、私たちが貢献する相手がより良い状態になることを考え、それを実現していくことを通じて貢献し、より大きな貢献を実現するために、私たちは成長し続けます。
友愛とは「自分も自分以外のすべての人も愛する心」です。成長と貢献の日々は困難を伴いますが、力づけてくれるのが仲間です。共に働く仲間と共に同じ夢を見て、実現に向けて取り組んでいます。
このような考え方で、私たちは「成長と貢献」を実感し、仲間とのつながりである「友愛」でこの2軸を大きくしていくことで、さらにウェルビーイングの実現に向けて取り組んでいきます。
コマニーのウェルビーイング経営
私たちが目指すウェルビーイング経営を実現するにあたり、個人と組織がそれぞれどのように関連しているかを考え、制度・しくみ(外側・ハード)と関係性・文化(内側・ソフト)の両面から、多角的なアプローチを設計しています。そして「個人」「組織」「外側・ハード」「内側・ソフト」の4つの視点に分け、それぞれの視点から観に繋がる取り組みを進めています。この設計により、コマニーのウェルビーイング経営全体像を把握し実現することを目指します。下記の図は取り組み設計の一部になります。

個人マインド

【出典】
前野隆司 前野 マドカ「ウェルビーイング」(日本経済新聞出版, 2022)
幸福を実現する4つの因子「幸せの4因子」
ウェルビーイング研究の第一人者である前野隆司氏と、幸福学の研究や講演活動を行う前野マドカ氏が提唱している「幸せの4つの因子」(やってみよう、ありがとう、なんとかなる、ありのままに)を軸に、コマニーは従業員と社会のウェルビーイングを追求しています。個人の幸福と組織の成長を両立させるため、これらの因子を重視して経営施策を実施。2024年には前野マドカ氏を社外取締役に迎え、ウェルビーイング経営を加速させ従業員一人一人が幸福を実感し、社会に貢献できる企業を目指しています。
「幸せの4因子」とは、
- やってみよう因子(自己実現と成長の因子)
- ありがとう因子(つながりと感謝の因子)
- なんとかなる因子(前向きと楽観の因子)
- ありのままに因子(独立と自分らしさの因子)
であり、これらの因子がどれだけ高いかにより、幸福を感じられるかどうかが大きく影響していることが研究で分かっています。

前野マドカ氏
コマニー株式会社 社外取締役 / EVOL株式会社代表取締役CEO / 武蔵野大学ウェルビーイング学部客員教授/幸せを広めるワークショップ、コンサルティング、研修活動及びフレームワーク研究・事業展開、執筆活動を行っている。システムデザイン・マネジメント学、幸福学の研究者である前野隆司の妻。二児の母。著書に『幸せになる練習』(すばる舎、2024年)『きみだけの幸せってなんだろう』(WAVE出版、2024年)『ウェルビーイング』(日本経済新聞出版、2022年)等。
◆当社取締役 専務執行役員・塚本直之との対談記事
「関わる人々を本気で幸せにしたい」コマニー株式会社のウェルビーイング経営への挑戦
https://evol-love.co.jp/report_archive/comany/
TEAM 関係性・文化
コマニーでは、従業員同士の「関係性」と、組織全体の「文化」を重視しています。組織全体の雰囲気や価値観、関係性や幸福な組織文化を育むことが、従業員の幸福と成長、そして、事業への貢献につながると考えています。

理念研修
コマニーが大切にしている「コマニー理念」を体得するための研修です。全従業員が毎年受講し、仕事との向き合い方、コミュニケーションの取り方、生き方等を学びます。

従業員総会
全従業員が月末最終日に2時間集う総会は、全社でのベクトル合わせと相互エンパワーメントの場です。経営状況やトピックを共有し、対話をしながら部門間交流を促進してチームとしての推進力を高めています。

DX専門人財育成プログラム
部門や職歴を問わず全従業員から募集し、選抜された40名が、デザイン思考を学びます。「人」を起点に観察し、課題解決と価値提供に挑戦するビジネスコンテストから、イノベーション創出を図っています。
制度・しくみ
コマニーでは、ウェルビーイング経営を追求するために、様々な制度やしくみを導入しています。人事制度や評価制度等のしくみは従業員の幸福を主語に設計され、従業員が安心して働き、自分らしく成長できる環境を整備することで、幸福を追求するための基盤となっています。

FFSの活用
全従業員のFFS診断を通じて、自己理解や他者理解の促進に繋げるほか、個性に合わせた適材適所や組織のパフォーマンスを最大限発揮することに活かしています。
※FFSとは(Five Factors & Stress)個人の性格やストレスへの対応の仕方を、5つの因子で分析する理論です。
FFSについて

従業員の1ヵ月以上の育児休業必須化
男性の積極的な育児参加を促し、ジェンダーに関わらず活躍できる環境を整備するため、生後~1歳を養育する従業員は男女共に1ヶ月以上の休暇取得を必須にしています。さらに、育児は育児者にとって重要な成長機会と捉え、育児休業中も評価対象としています。

予防管理マネジメント
結果管理をするのではなく、事前に問題やリスクを想定し、達成に導くための管理手法です。ミスを未然に回避できるだけでなく、チームで仕事をしている「つながり」の実感からやりがいをもって働けるようになります。
従業員と共に築くウェルビーイング
私たちはすべての従業員が主役となり、働きがいと成長を感じられる職場環境を実現するため、一人一人の人間性を尊重し、従業員の幸福に直結する心身の健康を高めるための取り組みを促進しています。
ウェルビーイングに関する調査
従業員の健康に気を配るように幸福にも意識を向け、見える化を行い、ウェルビーイングを向上させるための調査を行っています。

従業員幸福度調査
従業員のウェルビーイングとパフォーマンス向上を目的として毎年実施しています。多くの従業員が会社に対する誇りや仕事へのやりがいを感じていることが明らかになりました。

ストレスチェック
従業員全員に毎年ストレスチェックを実施し、受検率は100%です。高ストレス者は減少傾向で、メンタル不調の未然防止を目的としています。また、組織作りで導入しているFFS理論では、ストレスを「良いストレス(ユーストレス)」と「悪いストレス(ディストレス)」に分け、ストレスを味方につけることを重視しています。
従業員の健康を高める取り組み

健康診断
定期健康診断は一次・二次検診共に毎年受診率100%を維持しています。社内で実施する定期健康診断と合わせて、眼底検査、腫瘍マーカー3種、HbA1c等を実施し、自身の健康に関する意識付け、改善箇所の早期発見に努めています。

健康増進Month(社内の健康イベント)
運動や生活習慣を正すことで、健康に導くための社内イベントです。2021年より毎年5、6、9月の3か月実施しています。参加種目は、歩く・走る・水泳に加え、2023年より、ヨガ、自転車等のスポーツ全般、心の手入れの読書・学ぶ時間、そして睡眠時間、食生活の把握を加え、運動が苦手な人も参加をしやすい種目を増やしました。また、個人だけでなく、チーム制で取り組んだり、目標設定を行ったり、その達成率を見える化し健康に対する意識向上、実践に取り組んでいます。
ウェルビーイングに関するイベントやダイアログ(対話)
SDGsを先進的に進められている企業経営者や、有識者の方々等との交流を通じて知見の向上と取り組みの高次化を図っていくことを狙いとして、対話やイベントを実施しています。

Well-beingとこれからのオフィス(間づくり研究会)
ウェルビーイング研究の第一人者 石川善樹氏、建築設計とデザイン経営の視点をもつ塩浦政也氏、当社取締役 塚本直之の3人で、心と働く空間が調和する未来について、それぞれの視点から語りつくしています。
ウェルビーイングな空間づくり
昨今、社会や価値観、ワークスタイルが多様化する時代において、すべての人がはたらきやすい空間づくりが求められています。それぞれ異なるパーソナリティをもつすべての人が、その個性を最大限に発揮し、自分らしく活躍できる空間を創造する必要があるのです。私たち間づくりカンパニーのコマニーは主力事業であるパーティション事業を通じて「身体的・精神的・社会的に健康に過ごせる空間」を「よい間」と定義し、「よい間」を創造することで、そこに過ごす、すべての人たちが「幸福」になり、より高い創造性と生産性をもってはたらける空間を実現しています。それが、コマニーの考える「ウェルビーイングな空間づくり」です。

ウェルビーイングな空間づくり
創造性と生産性を高める空間づくり、当社の商品でつくられる空間事例から、そこに過ごす人にとって本当に「よい間」を考えます。

WELL認証項目該当商品
WELL Building Standard v2における必須項目または加点項目の要求事項を満たすことに、貢献できるプロダクトやオプションを紹介します。
働く職場環境の改善
新たな働き方や多様性が求められる世の中において、間の価値が改めて問われています。コマニーでは“間づくり”によって、オフィスで働く社員のウェルビーイングと創造的な働く環境を実現しています。2024年にリニューアルしたコマニーの本社・大阪・東京オフィスは従業員同士のコミュニケーションが生まれやすく、従業員が活き活きと働きやすい環境を自ら作り出すことができる柔軟なオフィスに生まれ変わりました。
オフィス見学
本社・大阪オフィスではオフィスをご見学いただけます。実際にオフィスを見学して、コマニーの間づくりを体感してみませんか。
「オフィス見学」は事前予約制での運用となりますので、ご希望の方は下記オフィスまで事前にお電話にてご予約ください。
ショールーム見学
東京・福岡のショールームでは、コマニー商品をご確認いただけます。ショールームで新たな価値を体感してみませんか。
「ショールーム見学」は事前予約制での運用となりますので、ご希望の方は下記ショールームまで事前にお電話にてご予約ください。