コマニーの取り組み
耐震への取り組み
近年、東日本大震災、熊本地震など震度7クラスの大地震が頻発しています。また、南海トラフ巨大地震や首都直下地震の発生確率が30年以内に7割という予測も政府から発表されるなど、社会の震災対策意識がますます高まっています。過去の大震災では、幸いにも、パーティション被害に伴う人身事故はありませんが、多くのパーティションが破損し、事業再開の妨げになりました。
当社製品はオフィスや工場など様々な場所で使用されていますが、パーティション業界のトップメーカーとしてこれら既存のお客様を含め、全てのお客様の安心・安全な空間づくりにお役立ちいただくことが当社の使命として考えています。多くのお客様に製品をお使いいただいているトップメーカーだからこそ東日本大震災で目の当りにした、被災現場の状況とお客様の切実な声を真摯に受け止め、最も普及している従来製品をより地震に強くすることに取り組み、『高耐震間仕切シンクロン』が商品化されました。
高耐震間仕切シンクロンの特長
従来の耐震設計基準に加え、天井とパーティションの関係性に着目
天井に支えられているパーティションには、多様な設置条件に応じた実効性の高い耐震対策が求められます。シンクロンは、従来の耐震基準に加え、大地震による天井面とパーティション自体の想定外の動きに対応することを追求しました。
金沢工業大学との共同研究により実効性を確認
金沢工業大学との共同研究により、大震災の地震波による実験を繰り返し、実効性の高いシステムを開発しました。(研究成果を2016年度日本建築学会大会で発表しました。)
現在のパーティション同様に使える実用的なシステム
どんなに耐震性が高くても、実用性を犠牲にしたシステムでは意味がありません。シンクロンは、最も普及しているパーティションの実用性をそのまま活かして、耐震性を向上させます。特別な使用制限はなく、現在のパーティションと同様に使用することができます。