オフィスや商業施設、公共空間など、私たちの身のまわりに存在する多様な「間」に、新たな価値を創出しているのが、コマニーの「間づくり商品」です。単なる“間仕切り”の枠を超え、柔軟な働き方や多様なライフスタイルに寄り添うことができるよう、日々工夫と改善を重ねています。商品開発に込められたこだわりや、社員がオフィスにて実際に商品を試しながら、新たな使い方を模索する様子を紹介いたします。
人と人とを繋ぐ間づくりで、オフィスに賑わいを
Xis-Frame(エクシスフレーム)
Xis-Frameがサポートするのは、カジュアルコミュニケーションで 人間同士が真に繋がり、掻き立てられた創造性でアイデアが膨らむような、あたたかい「間」です。4本脚のシンプルな枠に、主力商品の「Xis」や様々なアイテムを組み合わせることによって、ラボ空間、プロジェクトブース、ハ ドルミーティングスペース、リフレッシュスペースなど、チームを象徴する間づくり、創造力を映し 出すような間づくりを実現します。

東京オフィスでは、各営業チームが「Xis-Frame」をベースに空間を自由にカスタマイズしながら、どんな空間が働きやすいのかを探る実験を行っています。楽しみながらアイデアを形にしたり、お客様への提案にも活かしています。

誰もが使う空間に、誰もが使える選択肢
オールジェンダートイレ Fair-d(フェアード)
このトイレのドアは、性別を問わず誰もが安心して利用できるオールジェンダートイレのために開 発された商品です。 最大の特徴は、プライバシー保護と非常時の安全性を両立させた点にあります。扉と枠の隙間を極限までなくす「三方枠」仕様でプライバシーをしっかり守りながら、緊急時には専用キーで外開きに切り替わることで、迅速な救助を可能にします。利用者の安全を最優先に考え、万が一の際も扉を破損させることなく対応できるため、施設の復旧コスト削減にも貢献しています。。


中島渉
開発時スケッチや簡易的な図面を何度も書き起こし、少しでも可能性がありそうな案は、
詳細設計から試作、そして現物確認まで行いました。
最初の試作品は、ドアを開くだけで倒れてしまいそうなほど不安定な状態でした…。
しかし、何度も試作と改善を繰り返すことで、徐々に商品としての完成度が高まっていったと感じています。
多彩なアイデンティティが共鳴し、未来を描く
Xis-tone(エクシストーン)
「Xis-tone(エクシストーン)」は、多様な働き方に対応し、快適で質の高いオフィス空間を実現します。コロナ禍で変化するニーズに応え、ガラス、デザインドア、棚、縦ルーバーなど豊富なラインナップを展開しており、既存の当社製品であるXisシリーズとも連携します。空間を完全に区切らず、ゆるやかに仕切る新しい発想で、デザイン性と実用性を兼ね備え、オフィスに彩りと繋がりをもたらします。これにより、働く人々が誇りを感じ、インスピレーションが生まれる場を提供します。


多田優樹
「ちょうどいいデザイン」をコンセプトに、Xis-toneはシンプルながらも統一感のある構造が特徴です。縦フレームと横フレームの幅を揃え、目地のないすっきりとした見た目は、これまでの製品にはなかった新しいデザインです。 開発では限られた40mmという寸法の中で、高耐震技術であるシンクロン機構の搭載や、強度を保つ断面形状の確立に苦労しました。関連部門の知恵と工夫を結集し、ようやく形にできた商品です。
間づくりができる先はこれまでの対象市場に留まらない
新型コロナウイルスの蔓延をきっかけに、在宅ワークやオンライン授業など、これまで働く・学ぶ・生活する環境が大きく変化しました。これまでの当社の主力としていたオフィス・工場・病院福祉・学校市場にとらわれることなく、新たな商品が生み出されています。
私達は、「パーティションそのものよりも、それを使って生み出される空間の価値を創出する」 ことに本質があり、本質のある空間創造によって、人がより豊かな時間を過ごせることを間づくりの一つだと考え、商品企画に取り組んでいます。

リュック式ツール Mile(マイル)
テレワークの普及にMileがあることで、「ちょっと外ではたらこう」という新しい選択肢が生まれています。Mileはリュックからはたらく場所が生まれるアイデア商品です。

キャンドルトレイ a chord(アコード)
豊かな時間を演出したい。そんな想いからキャンドルトレイは実現しました。一見、なくても成立しそうなその空間は、キャンドルトレイがあることで大きく変わります。

自宅用ワークブース Kitroom(キットルーム)
簡単に自分で小さなお部屋をつくれる組立式のキットです。ご家庭でのお部屋の悩みを解決します。「はたらく」を自宅に持ち込んだテレワークの集中空間を手軽に生み出します。