間づくりで、人・社会・地球の調和をひらく
コマニーは、2026年3月20日・国際幸福の日にあたり、ウェルビーイングを経営の中心に据えた「SWGs(Sustainable Well-being Goals)宣言」を行いました。
私たちは「間づくり」を通じて、「人」「社会」「地球」が調和するウェルビーイングな未来を次世代につないでいきます。
SDGsからSWGsへ
2030年を目標に、地球規模の課題解決を世界全体で目指したものがSDGsです。企業にとってのSDGsは、経済価値を生み出す際に、「人・社会・地球」への配慮を組み込むという考え方でした。「経済発展」という軸を中心に、経済と人、経済と社会、経済と環境の両立を図る取り組みは、確かに課題解決に一定の前進をもたらしました。しかしその一方で、人・社会・地球が相互に影響し合う「つながり」や「循環」は、十分にとらえきれていなかった部分もあります。また、私たち一人ひとりにとっても、SDGsが掲げる課題はあまりに大きく、「自分の小さな行動は、本当に意味があるのだろうか」と感じてしまうこともありました。
これに対して、SWGsが中心に据えるのは、「人・社会・地球のWell-being」です。正義感や義務感から取り組むものではなく、一人一人が自分の「好き」や大切にしたいことに夢中になる、その自然なエネルギーを起点にします。そのエネルギーが周囲に広がり、つながり、連鎖することで、社会に新たな価値が生まれていく。それがSWGsの目指す姿です。
SWGsとは
SWGsは「人・社会・地球」が互いに尊重し合いながら調和し、豊かさと希望を次世代へとつないでいく未来志向のグローバルアジェンダです。
そして、SWGsで特長的なのは、その実現に向けた考え方と実践のアプローチにあります。まず根底にあるのは、日本に古くから息づく「和」の精神です。「和を以て貴しと為す」という理念に象徴されるように、相手を知り、理解し合いながら共に生きる未来を描くこと。SWGsは、この「和」の考え方を基盤に、個人・社会・自然が互いを尊重し合いながら、未来への正の遺産を共に創り出していくことを目指しています。
次に、その調和を“実感できる単位”として重視するのが「流域」という視点です。これからの環境・社会課題は、単一の指標やグローバルな枠組みだけではとらえきれず、地域ごとのつながりの中で解決していく必要があります。「流域」は、人の暮らし、産業、自然環境が相互に関係し合う生命圏の単位であり、人・社会・地球の調和を具体的に体感できる場でもあります。SWGsでは、この流域というローカルな視点に立ち、負の影響を減らすだけでなく、次世代に向けた正の価値を創出する実践を重ねていきます。
さらにSWGsは、「人・社会・地球それぞれのウェルビーイング」を同時に高めていくことを重視します。一人ひとりが心身ともに満たされている状態、地域の文化や経済が尊重され活力と平和が保たれている状態、そして自然環境が守られ再生されていく状態。これらが相互に支え合いながら高まっていくことで、持続可能で実感ある豊かさが実現されていきます。そして、この新しい豊かさを可視化する指標として位置づけられるのが「GDW(Gross Domestic Well-being)」です。
GDWは、経済的な豊かさだけでなく、心身の健康、社会的つながり、教育、環境など多様な要素を含めてウェルビーイングをとらえる指標です。これを継続的に測定し、改善していくことで、私たちは持続可能で実感を伴う社会の実現に向けた歩みを確かなものにしていきます。
このようにSWGsは、理念にとどまるものではなく、「和」の思想を起点に、「流域」という実践の場で価値を生み出し、「ウェルビーイング」と「GDW」によってその成果をとらえていく、一貫した枠組みとして構想されているのです。
トップメッセージ・COMANY SWGs宣言
代表取締役社長 執行役員 塚本健太より、SWGsについての思いを掲載しております。
コマニーはウェルビーイングを中心に据えた経営を推進しています。
3つのウェルビーイングの調和を目指す
人のウェルビーイング
現役世代だけではなく、将来世代もふくめて、主観的にも客観的にも充実した状態
社会のウェルビーイング
地域固有の文化や経済が尊重され、活力があり、平和な状態
地球のウェルビーイング
環境保全・再生と自然との共生を基軸にした持続可能な状態
SWGs実現のためのウェルビーイング経営
SWGsに資する経営、それがコマニーのウェルビーイング経営です。私たちは、ウェルビーイング経営を事業・商品・品質・環境・ガバナンス・業績・従業員の幸福の7要素を横並びで推進することを通して、持続可能な人・社会・地球のウェルビーイングを実現します。
そして、このウェルビーイング経営モデルが一企業にとどまらず、多くの企業や社会へ広く応用されることを目指します。
1. 事業(すぐれた関係性を社会に実装する)
私たちは、間づくりを起点とした事業を展開し、世の中に新たな価値を創出します。
潜在的な課題を発見し、問いから新たな視点を生み出し、これまで培ってきた技術と共創の力によって、すぐれた関係性を社会に実装していきます。
私たちは、事業の創出と深化を通じて、人と人、人と仕事などあらゆる要素の関係性に、調和と美をもたらします。
2. 商品(社会課題を価値へ変える)
私たちは、商品・サービスを通じて、人と世の中に新たな価値を生み出します。
社会課題や顧客ニーズを深く理解し、単なる経済性の追求にとどまらず、間づくりによってユーザーをはじめ関係するすべてのステークホルダーのウェルビーイングに資する商品・サービスを継続的に創出します。
3. 品質(お客様起点の品質)
私たちは、お客様の課題・目的・期待する価値を起点に、商品・サービス・業務プロセスを磨き続け、確かな品質を守ります。
すべての工程が現地・現物・現実に向き合い、自工程のみならず全工程で共創し、良品100%を実現します。
4. 環境(流域から始めるネイチャーポジティブ)
私たちは、人・社会・地球が調和し循環する美しい社会を、「流域」という観点で創り出します。環境負荷の低減にとどまらず、自然に価値を還元する 「ネイチャーポジティブ」な取り組みを推進します。
5. ガバナンス(ウェルビーイング経営を支えるしくみ)
私たちは、従業員一人一人が自分らしく活き活きと正しく、人と社会に貢献し続けるための基盤として、ガバナンスを位置づけます。人道と友愛の精神のもと、ウェルビーイング経営が日々の実践として根づくしくみを運用していきます。
6. 業績(貢献を継続するために、健全に稼ぐ)
私たちは、継続的に社会への貢献を拡大するために、健全な収益力と成長力を磨き続けます。業績を短期的な視点で捉えるのではなく、価値創造・人づくり・品質向上・環境へ投資するための原資と位置づけます。
お客様の目的実現を起点に、経済的価値・社会的価値・人の幸福を同時に高め合う経営を実行します。
7. 従業員の幸福(働くことを、幸福と成長の源泉にする)
私たちは、一人一人が自分らしく輝き、誇りをもち、自律的に考動し、共創できる状態を育み、全従業員の物心両面の幸福(しあわせ)を追求することを、企業の最も重要な目的と位置づけます。
成長と貢献のプロセスを通じて生きがいと働きがいを実感する「幸福度の高い生き方」を支えるしくみ・文化・風土を醸成します。
SWGsへの期待と応援メッセージ
「間(ま)」とは何か。日本語の「空間」「時間」「人間」——すべてに「間」が含まれている。つまり私たちは、「あいだ」を生きている存在といえます。
コマニー社がSWGsを宣言された意義は、ここにあるのではないでしょうか。なぜなら、SWGsが問うのは「持続可能な幸せ」——人と人、人と社会、人と地球の調和です。これはまさに「よき間」をデザインすることそのものです。
間仕切りは空間を「分ける」技術でした。けれど間づくりは、人と人、世代と世代、人と自然を「つなぐ」技術になりうる。100年後の子どもたちが、コマニー社がつくった「間」のなかで、どんな笑顔をしているか——その想像から、コマニー社のSWGsが始まる気がしています。
SWGs宣言を経て、コマニー社のウェルビーイング経営がさらに進化していくのを応援しています!