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トイレのオールジェンダー利用に関する研究会

間仕切りで新たな価値を創造する間づくりカンパニーのコマニー株式会社は、国立大学法人金沢大学、ならびに株式会社LIXILと、2017年に「トイレのオールジェンダー利用に関する研究会」(当時は「オフィストイレのオールジェンダー利用に関する研究会」)を立ち上げました。

LGBTなど性的マイノリティは数%いるとされますが、根強い差別や偏見がなお残り、その解消が今、強く求められています。性的マイノリティが差別や偏見なく過ごすことができるための条件整備は、喫緊の課題といえます。そのなかでも、特にトランスジェンダーのトイレ利用の問題は避けて通れない課題です。実際、職場でのトイレ利用をめぐって裁判も起き、2023年7月に最高裁で判決が出されました。

当研究会では、2017年に、トランスジェンダーを含む3万人の方にオフィストイレに関する調査を行い、その結果を「報告書」としてとりまとめました。
また、2022年には、オフィスに加え、駅・ショッピングセンターなど不特定多数の人が利用する公共施設のトイレについても調査を実施し、トランスジェンダーを含む6万人の方にご協力をいただきました。その結果は、リリースや学会等で報告しています。

この場をお借りして、調査にご協力いただいた方々に改めてお礼申し上げます。
これらの調査報告が、トイレ利用に関するすべての人々の人権が尊重される社会環境実現の一助となれば幸いです。

なお、当研究会の座長であった岩本健良先生は、研究半ばの2024年11月7日に急逝されました。
哀悼の意を表すとともに、先生のご遺志を引き継ぎ、すべての人々が尊厳を持って生活できる社会の実現に向けて、努力を続けてまいります。

故 岩本 健良(元金沢大学 准教授)
コマニー株式会社
株式会社LIXIL

『オフィストイレのオールジェンダー利用に関する意識調査報告書(公開用資料)』 2019年5月 発行

一括ダウンロード[5.2MB]

【分割ダウンロード】

1  オフィストイレのオールジェンダー利用に関する研究会」について ……2   
2 調査実施概要……4
3 調査結果報告……12
  3-1. トランスジェンダーの割合と職場での状況         12
  3-2. オフィストイレの利用実態                20
  3-3. オフィストイレの満足度、ストレス・不満点        30
  3-4. オフィスにおける「多機能トイレ」の利用状況       43 
  3-5. オフィスにおける「男女共用個室トイレ」の可能性     47
  3-6. 男女共用トイレのサイン、多機能トイレのサイン      62
  3-7. トランスジェンダーに対するシスジェンダーの意識     65
  3-8. ダイバーシティに対する企業の取り組みへの意識      76
4 補足資料(調査関連補足、用語解説、参考文献等)……79

オフィスで働く3万人を対象にした調査を実施
 「オフィストイレのオールジェンダー利用に関する研究会」調査結果

 ~金沢大学、 LIXIL、コマニーの産学共同研究会で、あるべきオフィストイレを追求~ 2019年7月23日リリース

https://www.comany.co.jp/wp/wp-content/uploads/2021/08/20190723_release_officetoilet.pdf

2018年日本建築学会大会学術講演梗概集(東北)2018年9月

2019年日本建築学会大会学術講演梗概集(北陸)2019年9月

2020年日本建築学会大会学術講演梗概集(関東)2020年9月

「トイレのオールジェンダー利用に関する研究会」による意識調査 結果報告
 トランスジェンダーの性自認に沿ったトイレ利用、シスジェンダーの意識に変化
 ~金沢大学、コマニー、LIXILの産学共同研究会が報告~ 2023年6月8日リリース

https://www.comany.co.jp/wp/wp-content/uploads/2021/08/b4f4d30dd143db2e0aa2815e47776041-1.pdf

2023年日本建築学会大会学術講演梗概集(近畿)2023年9月

2024年日本建築学会大会学術講演梗概集(関東)2024年8月

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