コマニーは、事業活動を通じて地球環境への負荷を減らし、脱炭素社会・循環型社会・生物多様性の保全に取り組んでいます。科学的根拠に基づく目標を掲げ、パートナーの皆様とともに、持続可能な未来の実現を目指しています。
2030年、環境負荷50%削減を目指して
コマニーは、2018年の「SDGs宣言」をきっかけに、2030年までに自社の環境負荷を50%削減するという野心的な目標を掲げました。温室効果ガス排出量について、企業自身が直接排出した温室効果ガス排出量(化石燃料、天然ガスなど)と間接的に排出した温室効果ガス排出量(電気など)を2018年比で50%削減することを目指します。また、2020年には、パリ協定の1.5℃水準と整合したSBT認定を取得し、科学的根拠に基づく削減目標のもとで取り組みを進めています。私たちが環境の取り組みで大切にしているのは、次の3つの柱です。

脱炭素社会の実現
省エネと再エネの両輪でCO2排出量を削減し、2040年には使用電力を100%再生可能エネルギーとすることを目指しています。
循環型社会の実現
2030年までに産業廃棄物20%削減・リサイクル率100%を目標に、廃棄物の「出さないモノづくり」へとシフトしています。
生物多様性の保全
30by30アライアンスやTNFDへの賛同、コマニー「絆の森」などの活動を通じて、自然との共生を進めています。
環境マネジメント体制
2000年以前から続く、7つの部会から構成される環境保全活動
コマニーでは2000年より以前から、環境保全委員会を中心に環境保全活動が行われています。その委員会は部門の垣根を超えた複数の部会で構成されており、それぞれの役割やフィールドで特徴的な活動を行っています。 すべての部会に共通する目的は、「脱炭素社会の実現」「循環型社会の実現」「生物多様性の保全」の3つ。その3点の実現を目指し、連携しながら日々活動を進めています。

サプライヤーと進めるCO2削減
SBTの認定とその取り組み
コマニーのCO2排出量の約9割は、原材料調達などサプライチェーン(Scope3)に由来します。そのため、お取引先様を重要なパートナーと位置づけ、SBTサプライヤーエンゲージメントに取り組んでいます。2020年にはSBTの認定も取得しています。Scope1+2の削減に加え、Scope3のカテゴリ1(購入者・サービス)を対象にした、排出量の80%に相当するサプライヤー様と2024年までにSBT基準に沿った目標を設定していただき、こちらも達成しました。
環境配慮という新たな視点に戸惑いの声もあった中、背景や社会的な要請を丁寧にお伝えすることで、共に学び合う関係性を築いてきました。こうした「共存共栄」の取り組みが、他社や社会全体の環境意識の底上げにも繋がっています。

工場・物流・オフィスでのCO2削減

工場エネルギーマネジメントシステム「C-FEMS」により、設備ごとの電力使用を1分単位で見える化

FIT型・PPA型を含む太陽光発電システム(定格総発電量1,600kW)を導入し、年間で約247t-CO2(全社排出量の約5%)を削減

工場内の暖気を塗装ブース加熱に活用し、ボイラーLPG使用量を約20%削減

「部材用通い箱」を活用しトラックへの積み込み時間を削減しつつ、トラック積載効率が向上することで、CO2排出量の削減にも貢献

社用車のハイブリッドカー・電気自動車への切り替えにより、営業活動でのCO2排出量を年間約5.8%削減

製造や施工を中心とした産業廃棄物削減への取り組みを2030年までに産業廃棄物20%削減を目標として実施中
商品を通じた環境配慮 ― Eco-Wellness
コマニーは、地球環境と人の健康の両方に配慮した商品づくりをめざし、独自の環境配慮基準「Eco-Wellness」を運用しています。
Eco-Wellness のコンセプト
COMANYは、持続可能な社会づくりのため、地球環境、人にも優しい商品の提供を目指します。
地球環境には
地球環境に有害な化学物質の削減、
また与えられた資源を有効に活用する商品
人には
人の健康に配慮した安心・安全な材料と商品づくり、
またお客様も環境配慮に貢献できる商品
優しい商品5つの原則 5つの視点から、地球にも人にも優しい商品づくり
| カテゴリ | No. | 内容 | 製品基準 |
|---|---|---|---|
|
材料 |
1 |
環境に配慮した持続可能な材料の使用 |
・環境汚染、人体に影響を及ぼす化学物質を含む材料の不使用 ・持続可能な木材(合法材、間伐材、地域材、認証材など)の使用 |
|
廃棄 |
2 |
調達~廃棄まで考えた材料調達と製品設計 |
・再生材や循環可能な材料の使用と材料表示 ・廃棄物の削減を目指した材料調達、製品設計 |
|
エネルギー |
3 |
生産・輸送性を考えた製品設計 |
・生産時のエネルギー削減を目指した材料選定、製品設計(材料、加工の共通化) ・輸送効率を配慮した材料の選定と製品設計(製品の軽量化 |
|
製造・施工環境 |
4 |
製造・施工環境を考えた製品設計 |
・製造者の安全や健康に配慮した製品設計(溶接の削減など) ・誰もが安全に施工できる設計(現地カットの削減、使用工具の共通化) |
|
使用環境 |
5 |
使用者も環境配慮に貢献できる製品設計 |
・メンテナンス、修理等で長く使用可能な製品デザイン・設計 |
CO2排出52kg削減の商品を発売
木製ハンギングドア「HDW(やさしいドア)」について、2025年2月より、地球環境へ配慮した仕様に変更して販売しています。主要な材料をリサイクル材に切り替えることで、製造時に発生するCO2排出量を従来比で約52kg削減しました。名前の通り、人だけでなく地球環境にも“やさしい”ドアとなっています。
現代の建設業界では、建物の使用時だけでなく、資材の調達から建設、解体、廃棄にいたるまでのすべての段階でCO2削減が求められています。「やさしいドア」のリサイクル材仕様は、そうした業界ニーズに応える製品として、「LCCO2(ライフサイクルCO2)」の削減に貢献しています。

生物多様性の活動について

当社では生物多様性に関わる国際的な環境保全団体である、「TNFD」と、環境省主体の「環境30by30」への賛同をしています。弊社で管理する「コマニー絆の森」や全社的な「クリーン作戦」を通じて地域環境保全にも積極的に取り組んでいます。

2013年に、石川県小松市内に「コマニー絆の森」が誕生しました。これは、環境保護に対する意識向上を目的とするとともに、植樹を通じてCO2削減を推進するため、クロマツを従業員とその家族で植樹したものです。11年間守り育ててきたこの活動が評価され、石川県が主催するイベント「第37回県民みどりの祭典」において「いしかわ森林環境功労者表彰」を受賞しました。
数字でみるコマニーの環境活動
当社では、温室効果ガス排出量を2030年までに企業自身が直接排出した温室効果ガス排出量(化石燃料、天然ガスなど)と間接的に排出した温室効果ガス排出量(電気など)を2018年比で50%削減することを目指しています。
温室効果ガス排出量 50%削減目標

CO² 排出量(単体) 単位:t-CO₂

再生可能エネルギー使用率(単体)

年間産業廃棄物排出量(単体)

※2016年度の排出量を100とした場合の指数表示
エコ商品比率(連結)

廃棄総量リサイクル率(単体)

※各グラフでは2022年度以降は1月から12月の12か月分で算出
環境の取り組みについての外部評価とこれまでの歩み
コマニーは、2000年以前から環境保全委員会による活動を継続してきました。2018年のSDGs宣言、2019年の再エネ100宣言「RE Action」参加、2020年のSBT認定取得など、段階的に取り組みを進めています。こうした継続的な活動は、サプライヤーエンゲージメントリーダーへの選出や「いしかわ森林環境功労者表彰」など、社外からの評価にもつながっています。
省エネ法の事業者クラス分け評価制度において「Sクラス」評価
経済産業省が行う、省エネ法の定期報告に基づく事業者クラス分け評価制度(2024年度提出分)において、Sクラスと評価されました。2023年度に続き3年連続となります。
コマニーが優良事業者のSクラスと評価された理由は、5年間の平均原単位を年1%以上低減していることと、中長期の省エネ目標をベンチマークとして掲げ、それらを継続的に達成していることです。今後も省エネ活動、再エネ活動に継続して取り組んでいきます。

CDP「気候変動」5年連続「Bスコア」に認定
コマニーは2030年に目指す姿として、温室効果ガス排出量50%削減、再生可能エネルギー利用率50%を目標に活動を進めています。このような環境に関する情報を開示するために、国際的な非営利団体CDPが公表する「CDP気候変動レポート2025」に参加し、5年連続「Bスコア」に認定されました。

これまでの主な活動の歩み
2018年 4月 「コマニーSDGs宣言」
2018年 8月 国連グローバルコンパクトに署名
2019年10月 「再エネ100宣言RE Action」へ参加
2020年 4月 SBT認定取得
2021年12月 CDP環境情報開示 B評価
2022年 1月 TCFD賛同登録
2022年 2月 2021年サプライヤーエンゲージメントリーダーに選出
2022年 4月 GXリーグへの賛同
2022年12月 CDP環境情報開示 B評価
2023年 3月 2022年サプライヤーエンゲージメントリーダーに選出
2023年 4月 自然環境保護団体(30by30、TNFD)賛同登録
2023年 6月 アジア太平洋地域気候変動リーダー企業に選出
2024年 1月 CDP環境情報開示 B評価(3年連続)
2024年 5月 コマニー「絆の森」いしかわ森林環境功労者表彰を受賞(森林環境保全)
2025年 2月 CDP環境情報開示 B評価(4年連続)
2025年12月 CDP環境情報開示 B評価(5年連続)