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PRODUCT STORY
Ricola

さまざまな考え、発想、価値観を寄せ集めてつくる

新しい「間づくり」への挑戦

コマニー株式会社 経営企画本部 経営企画課

有江 晴花 Haruka Arie

こういうのが欲しかった。

 「こういうのが欲しかった。商品化しないの?」この言葉がRicolaが誕生したきっかけです。展示会のブースで打合せ用として作った造作品を見たお客様がふいにそう言ってくれました。

 「こういうの」って何だろう。完成品としてパネルが付いた製品ではなく、フレームで囲われた造作品のどのような点を気に入ってくれたのか。何度も何度も考えました。商品化してくれと言われたから、はい作りました、では営業がRicolaをどうお客様に伝えて良いかが分かりませんから、「こういうの」の意味を理解することは絶対に必要でした。

 私たちが考える答え。それは自分と相手の気持ちが和らぎ自然と会話が弾む場や空間、「間(ま)」だったのではないかということです。

間を仕切るのではなく、間をつくる。

 「こういうの」に気づくことができると、そこからはあっという間でした。テーブルを囲って会話をするとき、テーブル以外何もないと相手との距離感がわからず困ってしまうことがありませんか?近すぎていないか、遠すぎていないか、隣のテーブルとの距離はどうか・・。どこまでが自分の使えるスペースなのか迷うことがあると思います。そこにブラックのフレームがあるだけで途端に境界が生まれます。視界にフレームが入ると、自然とそこが自分たちの場所と感じることができ、緊張感が和らぐことが分かります。お互いにフレームに寄りかかりながら話をしても良いかもしれません。人は拠り所があると相手との間に丁度良い距離感が出て緊張感が和らいでいきます。いつしかそこがお互いで共有する「間」として出来上がっているのではないでしょうか。

Ricolaという名前の意味。

 Ricolaの名前の由来になった言葉で、Bricolage(ブリコラージュ)という言葉があります。その言葉の「寄せ集めて作る」という意味が、今回の商品のコンセプト「形にとらわれないカジュアルなコミュニケーション」が生み出す「間(ま)」とピッタリあっていたので、Ricolaという名前になりました。形にとらわれずカジュアルに交流できる場。部門やチームの垣根を超え、様々な考えを持つ人たちが集まって気軽に意見を出し合う。様々な考えに刺激を受け、今までの自分では考えつかなかったような発想に結び付いたり、その場で採用されなかったとしても、そこにいた別の人の発想のヒントになっていたり・・。

キラリと光るヒントや発想を寄せ集めて新しい何かを作りを出すことができる。Ricolaはそんな場所であってほしいと思います。

提案したいのは間の創出。

 Ricolaを通じて提案したいのは、間の創出です。会議前のアイスブレイクとして雑談をして緊張感をほぐしたり、打合せ後にちょっと集まって内容の振り返りをしたり。案外そういう時間が自分のタスクを整理するのに重要だったりしませんか。パソコンを一瞬だけ閉じて、落ち着いて話をする。それは次に繋がるための大切な時間です。私たちはそんな間の創出を提案していきたいと考えています。

 使い方に正解はありません。コーヒーメーカーを置いてちょっとした休憩スポットにしても良いと思います。そこで一息つく人や、たわいもない会話が生まれる、そんな姿を創造して欲しいと思います。

 形にとらわれない様々なコミュニケーションは使う人の数だけ種類があると思うので、ぜひRicolaを使っていただき「ウチはこんな使い方してるよ!」と教えてもらえると嬉しいです。それが、私たちにとっても新しい気付きになりますし元気の源にもなります。ぜひ宜しくお願いします。

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