ハンギング・ドアは、床にレールがないので、運搬車、車イス、ベッドなどの出入りがスムーズに行えます。また、ドアには閉鎖時のスピードコントロールやクッション材の取り付けなど、安全への配慮が施されています。
人へのやさしさ、安全性を追求
病院や福祉施設では、老人、子供、更に車イス、歩行器を必要とする人などハンディキャップを持った人々が多く、そこで使用される設備には、安全性に対する充分な配慮が必要になってきます。ハンギング・ドアは引き戸ですからドアの開閉で人の動きを妨げることはありません。
簡単な操作、使いやすさを追求
ハンギング・ドアは開けるときの初期開放力が8.6Nとなっており、少しの力で簡単に開けることができます。ドアハンドルの高さは700~1100mmで、誰もが操作しやすい位置に取り付けられています。ドアの開口幅は片引きで最大1300mmまで可能です。床にはレールがないので、車イスやベッド、大きな荷物を持ったままでも、楽に通過することができます。
オプション
フリーストッパー
ワンタッチで好きな位置で止めておくことができる装置です。また、解除するときはドアを閉じる方向に引けば簡単に解除できます。
多彩なパネルタイプ
躯体付 ビルトインタイプ
- 躯体付にドアユニットを収納し、戸袋部を壁と同じ仕上げにしました。
- 室内側・廊下側ともすっきりとした仕上がりになり、意匠性を高めます
躯体付 ビルトイン2連引戸タイプ
- 引きしろ、およそ半分の省スペース設計。
- 戸先ドアパネルが戸尻ドアパネルに納まる見た目すっきりタイプです。
躯体付 後付タイプ
- 既設の壁に外付けするタイプです。
- ニューアルにも最適の経済的なタイプです。
※写真の戸当たりポールはオプション仕様です。
パネル付 戸袋タイプ
- ハイパーティションとのシステム化に最適なドアユニットです。
表面仕上げ
通常の塗装鋼板パネルの仕上げのほかに、エココート鋼板パネルがあります。塩ビ素材を使わない、環境に優しいエコ素材です。質感のある木目柄の鋼板パネルです。
※パネル部分のみです。エッジは近似色になります。
使われ方に応じた空間設計を追求
ハンギング・ドアにパーティションとのシステム化を可能にしたユニット厚80mmのスリムなタイプ(HD-1)を用意しました。その他、各種連続条件に応じたユニットタイプや全自動ドア(EAD)などの使用場所に応じた選択が可能です。また、ハンギング・ドアは引き戸ですから開き戸のように開けたときのデッドスペースがなく、室内を有効に活用できます。