
工場の虫に関するお悩み
商品への異物混入の要因となる、チャタテ虫の室内側への侵入を防止する方法は?
断熱性のある材料を使用する事です。
@チャタテ虫の発生を防ぐ。
第1に在来間仕切り壁の石膏ボード裏面側に表面結露を発生させないこと→表面結露により、黒かび等の真菌類が発生→チャタテ虫の大好物の餌となります。
どうしたら、表面結露を発生を抑えられるのでしょう。それは、断熱性のある材料を使用する事です。既に間仕切壁は存在し、トラップにチャタテが見つかるということは、カビが存在=結露が発生していると考えられます。間仕切壁を解体し、パーティション化すれば改善されますが、工場の操業を止める事ができない環境下と思われますので、それは無理です。
その場合、室内側に10mmの断熱パネルを増し貼りすることで
壁面トータルの断熱性能(熱貫流抵抗)を高めることができます。
10mmの断熱パネルは、12.5mmの石膏ボードの約8倍の断熱性能を有します。
Aチャタテ虫の侵入を防止する方法
断熱パネルを増し貼りする前に、既存間仕切壁の下地改修を行う必要があります。クロスの剥がれ・亀裂補修、ビス止め部の亀裂補修、コーナー部・壁と天井の取り合い部の損傷補修、足元巾木とボードとのシーリング部の補修、ドア回り・天井照明・HEPAフィルター回りの補修を実施しなければなりません。工場内の補修状況を確認してください。チャタテ虫は非常に小さな虫です。1mm未満の隙間(シーリング部の隙間・ビス止め部の隙間)からでも室内に移動可能です。虫対策を考慮した改修工事となっているかを十分に確認する必要があります。
まず、下地改修を100%実施した上で、10mm断熱パネルを増し貼りすることで生産現場内への虫の侵入を80%以上制御することができます。
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