クリーンルームの種類は？｜コマニーのクリーンルーム

種類・方式を問わずクリーンルームは、オーダーメイドにて施工します。
ここでは規模によって２種類に分けて、それぞれの方式について説明していきます。

比較的清浄度の高くないクリーンルームでは、設備コストやスペースを取らない、非常に優れたクリーン化システムです。
パッケージエアコンのファンを高静圧化する事により、上部のＨＥＰＡフィルターを通した空気が循環させます。

室内パッケージ乱流方式

清浄度	クラス10,000～100,000
工事施工レベル・コスト	工事期間が短い。工事費が他方式に比べ安価である。
気流と塵埃の関係	吹出し付近は有効だが、下面は塵埃が堆積しやすい。
長所	構造が簡単。施工後ユニットの移動増設が容易にできる。メンテナンスが容易。
短所	クリーン度に限界がある。

最も普及している方式で設備コストも安く管理も容易です。天井から下方に吹出し循環させる方式で、各々の吹出し口のフィルターボックスにＨＥＰＡフィルターが入っています。

天井ダクト乱流方式

清浄度	クラス1,000～100,000
工事施工レベル・コスト	工事期間は、普通。工事費が、やや難しい。
気流と塵埃の関係	乱れた気流にて部屋一杯に拡散するが、床からの巻き上がりがおこりやすい。
長所	吹出を多くすると部屋の拡散性が向上する。
短所	施工後ユニットの移動増設が困難。既存の建物を利用する場合、室内の高さの確保が困難な場合が多い。メンテナンスがやや困難。ダクト内清掃が必要な場合、清掃作業が困難。

室内パッケージ乱流方式にライン式ダクトを追加することで、クリーンルーム内の清浄度を更に向上できるタイプです。
設備コストも安くて清浄度を容易に向上できる方式です。
ダクトを見栄え良く室内に設置することで、天井裏のダクトスペースが要らなくなり、既設天井の低い設置条件でも、クリーンルーム内の高さを確保することができます。

ライン式ダクト層流・乱流方式

清浄度	クラス100～100,000
工事施工レベル・コスト	工事期間が短い。工事費が天井ダクト方式に比べ安価である。
気流と塵埃の関係	吹出し付近は、層流・部屋いっぱいに拡散。下面は、塵埃が部屋隅に堆積しやすい。
長所	クリーンルーム内の清浄度を更に向上できる。既設天井の低い条件でも、クリーンルーム内の天井を高く取る事ができる。施工後ユニットの移動増設が容易にできる。メンテナンスが容易。ダクト内清掃が必要な場合、室内にダクトがあるため、清掃できる。
短所	塵埃が部屋の隅に堆積しやすい。

垂直層流方式はクラス1～１００の高レベルクリーンルームに最適な方式です。半導体製造工場、他にクリーン度の高いスーパークリーンルームとして採用されている。詳しくは、クリーンルーム事業体制ホームページをご覧ください。
コマニークリーンルーム事業に関するご紹介

垂直層流方式

清浄度	クラス1～100
工事施工レベル・コスト	工事期間が長期を有す。工事費・設備など高価。
気流と塵埃の関係	吹出しから床に至るまで層流（上面から床面に垂直気流）を形成。内部発塵、外部侵入などに影響されにくく、高度な清浄度が保てる。
長所	室内清浄度が作業員数、状態などに影響されず、高度な清浄度が保てる。システム天井等で天井ほぼ全面にＦＦＵユニット（FAN＋ＨＥＰＡフィルター）を配し、アクセスフロアー等で床面から吸い込むため、汚染状態からの回復が早い。床面の発塵物は、床下に除去されゴミの堆積や再浮遊が少ない。
短所	建築コスト・設備コストも高く、管理やメンテナンスも困難。

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