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学校施設の長寿命化改修工事への取り組み

現在の公立小中学校の校舎は、約半数が第二次ベビーブーム(1971年~74年)の児童増加に対応するために建てられ、今後15年間で建て替えの目安となる築45年を一斉に迎えることとなり、校舎の老朽化が進んでいます。
そこで文部科学省は、2013年に「長寿命化改修工事」の推進に乗り出しました。長寿命化改修工事は校舎の骨格を残して改修を行ない、耐用年数を築80年まで延長させる工事で、工事費用も従来の建て替え工事と比べ約40%圧縮でき、厳しい財政状況の中で、「老朽化対策の切り札」と位置付けられています。

学校間仕切シリーズ「SPart(スパート)」

コマニーの学校間仕切シリーズ「SPart(スパート)」は、長寿命化改修工事で求められる“変化に対応できる教室づくり”の実現をキーコンセプトに開発した商品です。これからの学校で最も変化するのは「児童・生徒の数」と「授業のやり方」です。
少子化が進み児童・生徒数は減少し、利用されない教室が増えてきます。また、グループ学習など新しい授業スタイルへの変化により、これまでの教室の広さでは授業が行なえなくなっていきます。
「SPart(スパート)」は、これらの課題解決に貢献できる学校間仕切です。2018年春に竣工した文部科学省の長寿命化改修工事のモデル校にも採用されるなど、注目を集めています。

《経営企画二課》 西 寛之

長寿命化改修工事は、既存校舎の劣化状況調査など、建て替え工事以上に調査項目が多く、全国の教育委員会にとって実施のハードルが高いものになっています。
コマニーでは、教育委員会がスムーズに長寿命化改修工事を実施できるよう、一般社団法人文教施設協会と協力し、教育委員会の方を対象としたセミナーの開催や、全国の教育委員会を訪問して長寿命化改修工事のモデル校の事例紹介を進めています。長寿命化改修工事へスムーズに移行するための提案や、「SPart(スパート)」によって実現できる長寿命化改修工事に適した教室空間の紹介を通じて、子どもたちが多くの時間を過ごす学校がより良い空間になるよう、また、教職員の方にとってもより良い教育空間になるよう活動をさらに進めていきます。